8月の祭事・行事
花脊松上げ

月日 8月15日
午後9時 点火
場所 花脊八桝町 TEL 075-343-6655

 「松上げ」は、若狭街道に沿った山間の村々に伝承されて来た、愛宕信仰による献火の行事であるが、長い年月の間にいつしかお盆の送り火とも接合して、山里の夏の終りを飾る火祭りとなって定着した。 「松上げ」とは、松明(たいまつ)を上げるという意味である。
 「松上げ」の起源については詳かではないが、江戸時代の地誌である「稚狭考(わかさこう)」に、
 『六月二十三日夜後瀬山の愛宕に参詣するに、松明(たいまつ)を携ふる事、故実(こじつ)なり。近年此事(このこと)さかんに行はれて、数十人して一松明をになひもて山上(さんじょう)す。周囲三四尺、其長三丈四丈に及ぶ。山の上り(のぼり)懸り(かかり)より火点し大灯荷ひ上りしに、安永六、七年より高提灯にて不燃(もやさず)荷ひ登り、山の七、八合の平地にて焼事(やくこと)と成る。柴の燃台を荷ひ登る事、甚(はなはだ)苦労成よし』
とあって、古くから愛宕の神に松明を上げる風習があったことを記しているが、花脊八桝町の愛宕講では、毎年6月23日夜、愛宕社の前で松明を上げることが、現在も行われてをり、この様な形から現行の姿に変化して行ったものと思われる。
 昔は8月23日深更(旧7月23日)から翌24日にかけて行われ、無事終了すると愛宕社に参拝し、惣堂で村中の戸主が總愛宕講を行うと共に夜明けまで踊ったのであったが、過疎化の進行に伴い、10年程前から青年達が帰省する8月15日に変更された。
▲松上げ場所

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