天長十年(833)に淳和天皇が淳和院(西院)にお移りになった際、奈良春日大社よりご分霊を迎えられてお祀られた事に由来。
以来、皇室をはじめ藤原氏の守護神として今なお崇敬を集め、特に淳和天皇皇女崇子内親王が疱瘡を患われた際にご祈願され、神前の石が内親王の身代りとして疱瘡を生じ、内親王は快癒された事から、病気平癒の守護神として崇められている。
石は現在も「霊石・疱瘡石」として諸病平癒を祈る多くの人々に信仰されている。
境内にお祀りされている還来(もどろき)神社は旅行安全のご利益があり、仁孝天皇の御胞衣塚(おえなづか)は安産・幼児守護の信仰がある。 |